うまくいくことは続けろ

 

うまくいくことは
続けろ

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■現実的な報酬を得るステップ
今日は、

 うまくいくことは続けろ、
 うまくいかないことはやめろ

という話をします。

あなたが、
金銭的な意味でも、
人間関係の面においても、
肉体的な健康においても、
得たい結果に向かって加速していくために
非常に重要な話です。

今日の話のタイトルである、

 うまくいくことは続けろ、
 うまくいかないことはやめろ

っていうのは、
書いてある言葉だけを見たら
あまりに当たり前のことですよね。

「うまくいくことを続けて、
うまくいかないことをやめる。
そんなの当たり前じゃん」
みたいな。

でも、実は僕たちは
この当たり前のことを見落として、
逆をやっていることがよくあります。

まず、
「うまくいくことを続けろ」
っていうところですが、
僕たちは何かをやり始めてそれがうまくいきだすと、
だんだん飽きてきて、
やめてしまうということがよくあります。

例えば僕の場合、
高校生の時に Web サイトを作って
そこで商品を紹介して
売れたら報酬をいただくという
アフィリエイトをやっていました。

最初はあまりうまくいかなかったんですが、
そのうち、そこそこ報酬が
入るようになっていきました。

ただ、そこで飽きてしまったのか、
だんだんやらなくなって、
最終的には完全放置状態になります。

僕が高校生だったのは 2005 年くらいで、
そのあとインターネットでの買い物が
爆発的に普及するにしたがって、
アフィリエイトの市場も伸びていきましたから、
僕もそのままやっていれば、
より報酬が得られたかもしれません。

でも、やめてしまったんですね。

■リスク大好き
そしてもう一つ、
僕たちがうまくいっていることをやめたり、
むしろそれを破壊してしまう要因があります。

それは、
常にある一定以上のリスクを取ろうとする
という人間の本能です。

僕たち人間には
現状の安定を維持しようとする
ホメオスタシスという機能がある一方で、
リスクを取ろうとする機能も
常に働いています。

成功しては転落して、
また成功しては転落するというのを
繰り返している人を
見たことがあるのではないでしょうか。

有名な人でも何人かいらっしゃいます。

これは、僕たちには常に一定のリスクを
取ろうとする本能があるからなんですね。

ここでいうリスクは悪い意味ではなくて、
単に不確実性というニュアンスですが、
その不確実性がマイナス方向に振れると、
これまでの成功をすべて吹き飛ばすような事態も
起こり得るわけです。

だから、
うまくいっていることを続けるっていうのは、
当たり前のようで意外と難しいことです。

■本当にしつこい
一方、

 うまくいかないことはやめろ

というのはどうでしょうか。

これも意外と難しいことです。

まず、僕たちは、自分がうまくいかないことを
しつこくしつこく繰り返しているということに
なかなか気づくことができません。

例えばなんですけど、
「今年こそ何か新しいことを始めるぞ!」
と決意して何も始めないというのを、
毎年繰り返しているとしましょう。

それって要するに、「何か始めるぞ!」
という決意だけでは
うまくいっていないということです。

やり方を変えないといけません。

他には例えば、子供が何かやらかしたときに、
毎回叱っているんだけど、
一向に状況が変わらないとしましょう。

宿題をやることの是非はおいておいて、
宿題を毎回忘れるとか、
部屋を片付けないとか。

そういう時に、
毎回ちゃんとするように言っているんだけど、
いつまでたっても変わらない。

だとすると、
それってうまくいっていないわけですから、
やり方を変えないと
この先も繰り返される可能性が高いですよね。

だけど、「うまくいかないことはやめろ」
っていう当たり前のことを意識できていないと、
ずっと同じ対応を続けてしまって
「なんでこの子はまた同じことをするのかしら」
と思ってしまうわけです。

同じことをしているのは
両親の方も同じなんですが、
なかなか自分では気づかないことがあります。

■追撃のラインをする
気になるあの人に
アプローチしているんだけど、
いまいち反応がない。

それは、今のアプローチでは
うまくいっていないということです。

なのに僕たちはそこで、
追撃のラインをするという
ミスをしてしまうんですね。

うまくいっていないんだけど、
それが見えずに、今のやり方を続けてしまうわけです。

そう。

だからまずは

 うまくいくことは続ける、
 うまくいかないことはやめる

っていうのを、
当たり前で自分はできていると思わず、
まずは明確に意識してください。

■アクションプラン
ところで、そもそもの話ですが、
うまくいっている、うまくいっていない
の判断をするためには何が必要でしょうか。

自分がやっていることが
うまくいっているのか、
それともうまくいっていないのか。

それはどうすれば判断できるでしょうか。

あまり引っ張ってもしょうがないので言うと、
必要なのは目標、ゴールです。

目標、ゴールがあるからこそ、
そこに近づいたならうまくいっているし、
近づいていない、遠ざかっているなら
それはうまくいっていないという判断ができます。

ただ、この目標とかゴールっていうのも、
多くの人が

 目標を立てなきゃ

と力んでしまって、
結局建てられないというループにはまっている
領域の 1 つです。

だから、あまり力まず、
自分はどうなりたいんだろうくらいから
最初はスタートしましょう。

これも、力んで目標を立てようとして
うまくいっていないなら、
そのやり方を変えるということです。

目標とかゴールっていうのは、
設定したり達成したりすることが
重要なわけではありません。

目標とかゴールっていうのは、
自分の行動とその結果を
評価するために使う道具です。

そして、この時に
もう一つポイントがあります。

さっき、僕たちには一定のリスクを
とろうとする本能があるという話をしました。

この本能があるので、
僕たちは目標とかゴールを達成しても、
その状態で満足できる期間は
長くて 1 年ちょっとだといわれています。

それ以上、目標とかゴールが更新されないと、
この本能が牙をむいて、現状を破壊しようとします。

現状を破壊することで、
またリスクのある毎日を
取り戻そうとするわけです。

だからこそ、ゴールっていうのは
どんどん更新してく必要があります。

ただ、ここで、
1 つの領域の目標、ゴールしか
設定していないと、それをどんどん次のレベルに
更新していくのって結構大変です。

例えば、お金という領域でしか
目標を設定していないと、
1 億円稼いだとしても次は 10 億円稼がないと
現状を壊そうとするし、

10 億円稼いだと思ったら、
今度は 100 億円稼がないと
現状を壊そうとします。

それって結構きついわけです。

だからこそ重要なポイントは、
目標、ゴールを多くの領域で
設定することです。

ある領域で目標を達成したら、
今度は別の領域で
新しいチャレンジが必要な目標を設定して、
リスクはそっちでとっていく。

そうすると、
本能が現状を破壊しようとするのを避けながら、
次々といろいろな領域で成長していけるわけです。

いろいろな領域っていうのは、
別に決まったものはないんですが、
何かを参考にしたい場合は、
インターネットで「人生の輪」とか
「 13 の幸福」と調べると
参考になるものが出てきます。

そうやってまずはいろいろな領域で
目標、ゴールを設定します。

そうして、そのゴールに照らし合わせて、
自分が日々やっていることが
うまくいっているのか、
それともうまくいっていないのか、
願望を抜きにして客観的に評価します。

例えば、お客様を集めようとして
毎日 SNS とかブログを書いて
1 年経過したのにほとんどお客様がいないなら、
それはやり方を変える必要があるでしょう。

自分は頑張ってると言いたくなる気持ちは
僕もわかります。

ただ、ここは客観性が必要です。

そうやって判定したら、次に必要なことは、
うまくいっていることをこの先も繰り返せるように
システム化することです。

うまくいっていることはさらに拡大するとか、
ほかの領域に応用するとか
いろいろあるんですが、
まずはうまくいっていることを
この先も繰り返せるように
システム化します。

特に、新しく何かやってみて、
ちょっとうまくいったという結果が得られたら、
それをまぐれとか一発だけで終わらせないように、
どうやったら同じ成功を再現できるのか考えて、
システム化しましょう。

そして、その一方で、
うまくいっていないことを見つけたら、
別のやり方を考えます。

うまくいっていないことを
やっていたからといって
自分を責める必要はありません。

単にこれまでやっていた方法が
うまくいかないということがわかっただけなので、
やり方を変えればいいだけなんですね。

自分を責めるという罠は
はまりがちなので気をつけましょう。

では、最後にまとめます。

今回は

 うまくいくことは続けろ、
 うまくいかないことはやめろ

ということについてお話ししました。

言葉にするとあまりに当たり前のことですが、
実際にその通り生きるのは難しいことです。

うまくいっていることには飽きるし、
ゴールを達成して 1 年くらい立つと
リスクを取ろうとする本能が
現状を壊そうとします。

また、うまくいっていないことを
繰り返しているっていうのは、
意識していないとなかなか気づけません。

だからこそ、まずは様々な領域で、
行動とその結果を評価する目標、
ゴールを設定しましょう。

この時のポイントは
1 つの領域だけに偏ることなく、
様々な領域で設定することです。

そうすることで、
現状を壊すという罠にはまることなく、
様々な分野で成長しながら
目標を達成していくことができます。

また、うまくいったこと、
うまくいっていることは、
何度も再現できるように
システム化することを考えましょう。

そして、うまくいっていないのに、
情熱をもって毎日繰り返していることを見つけたら、
「自分を責める」という罠にはまらずに、
別の方法を考えます。

そうやって、
うまくいっていることを増やして、
うまくいっていないことを減らしていけば、
あなたは
どうやっても目標に近づいていくことができます。

ということで、
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。

日々、最高の一日を過ごしましょう。

それではまた次の動画でお会いしましょう。


赤塚
  • 東京大学大学院 情報理工学系研究科修了
  • 某電話事業者でビッグデータ×AIの研究・社会実装に従事
  • JAPAN MENSA会員