—————————-
超越の全体像
—————————-

〇超越への助走
ステップ1:全体像を知る
・ボトルネック以外の改善は資源の無駄
・現代人の最初のボトルネックは同じ

ステップ2:制約理論と超越ストーリー
・日産を優勝に導いた制約理論
・3つの科学的思考プロセス
・ボトルネックとそれを生み出す犯人

ステップ3:愛着を手放す準備をする
・過度の愛着から犯人をかばってしまう
・深呼吸してここの内容を思い出す

〇ボトルネック
ステップ1:ボトルネックを特定する
・シンプルにコントロールできることだけに着目
・意志力の枯渇がボトルネック
⇒ 意志力がキーパーソン
・意志力を奪う複数の犯人グループ
・意志力の源泉は 1つで使うと消耗する

ステップ2:ボトルネックをサポートする
△ いまここ(Vol.07)

ステップ3:ボトルネックを強化する

ボトルネックが移動したらステップ 1 に戻る


ついにあなたの可能性、
ポテンシャルを解き放ち、
次のステージへ飛躍するところまで
来ました。

刺激の強い内容なので、
心を落ち着かせて静かに見てください。

犯人グループ A がどのように
私たちの意志力を奪っているのか。

そして、それをどうやって止めて、
キーパーソンである意志力を
サポートしていけばいいのか。

具体的なアクションプランまで
まとめていますので、
安心してください。


〇目次
・意志力を奪う犯人グループ A

・キーワードは「刺激」

・多すぎる刺激

・私たちを閉じ込めるトリック

・犯人グループ A の構成員を公開

・犯人グループ A の構成員 1人目
・   〃    の構成員 2人目
・   〃    の構成員 3人目
・   〃    の構成員 4人目
・   〃    の構成員 5人目

・完璧主義をやめる

・アクションプラン 1
・   〃     2
・   〃     3
・   〃     4
・   〃     5

・未来の自分を支援する


~~~~~
意志力を奪う犯人グループ A
~~~~~

まず最初に公開するのは
私たちの意志力を奪っている
犯人たちです。

人生で目標を達成し
成功するのに必要な資質として
科学的に確かめられているのは

知能と意志力 のみ

というお話をしました。


意志力は、私たちが今の社会で
成功するために必要な

 長期的な視点で見た
 自己コントロール力

を生み出します。

 銀行の貯金残高を 1桁増やす
 大好きな異性を惹きつける
 健康になる、若返る
 くびれをつくる

関係ないようにみえることであっても、
成功にはすべて意志力が関わっています。

そして、
この意志力の源泉は 1つであり、

 仕事で集中する
 家族に優しくする
 ケーキを我慢する

これらのことを行うときはすべて、
同じコップの中の意志力という
エネルギーを使います。

そんな貴重な意志力を
奪っている犯人グループがいます。


犯人グループは意志力のコップに
穴をあけてダラダラと意志力を
漏れ出させています。

この出血を放置していると

・眠っても疲れが取れない
・カフェインやお酒に頼る
・イライラする、怒りっぽい
・落ち込みやすい
・チャレンジするパワーがない
・無難に生きる
・抜け毛、便秘、冷え性
・性欲がない、だらしない
・集中できない、すぐ気が散る

といった多くの現代人に
共通する症状が現れます。

その結果、多くの現代人は
朝から疲れ切った顔で満員電車にのり、
ちょっと肩がぶつかると舌打ちします。

でも、もう自分を責めるのは
やめてください。

犯人グループ A が
私たちの意志力を奪っていたから、
そうなっていたんです。


一緒に犯人を逮捕していきましょう。


~~~~~
キーワードは「刺激」
~~~~~

犯人グループ A のキーワードは

 刺激

です。


アドレナリンという言葉を
聞いたことがあると思います。

原始時代、私たちの身の回りには
多くの危険が潜んでいました。

 狩りに出ても獲物が取れない
 洞窟に寝床を確保しようとしたら蛇がいた
 森を歩いていたら虎に遭遇した
 干ばつや洪水
 当時は見えなかった細菌による病気

などなど。

こういった生命の危機に対して
対処するためには、
「本気を出す」必要がありました。

それをつかさどっているホルモンが
アドレナリンです。

何か危険があると、
私たちはアドレナリンを出して、
血管を拡張させ、心臓の鼓動を早くし、
戦闘態勢を整えて対処してきました。

このアドレナリンは、
副腎という器官から出ています。

そして、副腎はアドレナリン以外にも
たくさんの重要なホルモンを
調整しています。

 やる気を出すドーパミン

 ストレスに対処するコルチゾール

などなど。

副腎は、私たちが外部から受ける
刺激に対応してこれらの重要な
ホルモンを調整し、
私たちの生命を守る役割を担っています。


~~~~~
多すぎる刺激
~~~~~

ところが、現代に生きる私たちは、
日々、あまりに多くの刺激を
受けすぎています。

本来は「生命の危機」の時だけ
発動していたメカニズムが、

刺激の多すぎる現代では
1日に何度も何度も
発動してしまっています。

本当の生命の危機は
1日に何度も何度も
あるようなことではありません。

それが、現代では
刺激があまりにも増えすぎたため
副腎さんが働きすぎて疲れ切っています。

正常な機能を発揮できなくなっています。

その結果、必要な時に必要なホルモンを
出すことができなくなり、
最初に書いたような現代人特有の
症状を引き起こしています。

原因不明として病名だけ
付けられていた様々な症状が実は
「副腎疲労」によるものではないかと
指摘されはじめたのが
1990年代のことです。

慢性疲労、鬱、イライラ、
ストレスに弱い、性欲減退、
やる気が出ない、集中力がない、
カフェイン中毒、砂糖中毒

症状名を見ているだけで
嫌な気になるので
これ以上羅列するのは控えますが

こういった症状に副腎疲労が
関わっているとわかってきました。

副腎さんをサポートすることは、
臨床の現場で効果を発揮しています。


~~~~~
私たちを閉じ込めるトリック
~~~~~

もちろん、刺激によって本来持っている力を
発揮できなくなっているのは
副腎さんだけではありません。


ですが、意志力がボトルネックになった
状態で一度に多くのことはできません。

それこそ犯人グループの思うつぼです。

犯人グループは、私たちに

 「刺激を減らすために、
  たくさんのことをやらせて
  逆にさらなる刺激を生み出し」

結局、刺激のループから
抜け出せなくなるように
巧妙なトリックを仕掛けてきます。

なので、
まずはシンプルに刺激を排除し、
副腎さんをサポートしていくのが
最初の鍵です。

そうやって意志力が
少しずつ余ってきたら、
それを新しいことに
回していくことができます。


キーワードは
足し算ではなくて引き算です。

何かプラスするのではなくて、
余計なことをやめます。


~~~~~
犯人グループ A の構成員を公開
~~~~~

私たちの意志力を奪っている
刺激(犯人グループ A)は
非常にたくさんあります。

ですが、そのすべてを
一気に逮捕しようとしても、
数の暴力で負けてしまいます。


そこで、今回は、
すぐに具体的なアクションにつなげられる、
5つの刺激に絞ります。

この後のアクションプランと合わせて、
まずはこの 5つの刺激を日常から
少しずつ排除していってください。

完璧主義になる必要はありません。

「5つもあるの?」とか
「全部やるのは無理」となっても

安心してください。


すべてを完璧にやろうとして、
結局あきらめさせようとするのも
「犯人グループのトリック」です。

それに惑わされず、
できるところから
1つずつ始めてください。

アクションプランを
1つ実行するだけでも、
気分が高まって爽快さを感じるでしょう。


そして、それは何も特別なことではなく、
その状態こそが「本当のあなたの姿」
なんです。


あなたの本当のパワーを取り戻す旅が、
ここから本格的に始まります。


それではいよいよ、
犯人グループ A の構成員を
公開していきます。


~~~~~
犯人グループ A の構成員 1人目
~~~~~

犯人グループ A の 1人目の構成員は

妄想の恐怖

です。


ここで質問です。

妄想の恐怖が
1人目の構成員というのを見て、
どう感じましたか?

しっかりと愛着を手放す
エクササイズの通りに
反応できているでしょうか。

「知ってる、聞いたことある」
「なんだ、それか」
「妄想じゃないよ!ほんとに怖いの!」

と反応していないでしょうか。

心配なら、
愛着を手放すエクササイズを
もう一度してから続きをお読みください。



「恐怖」という感情は、
人間の中で最も強大で
最もネガティブな感情です。

私たちが恐怖を感じていると、
ほかの感情が入り込む余地がありません。

ポジティブな感情を感じていても、
恐怖が発生するとそれに支配されます。

そして、恐怖を感じると、
私たちのIQはゼロになり、
短期的な行動しかできなくなります。

これはある意味仕方のないことです。

私たちは原始時代、
常に本当の恐怖に
さらされて生きてきました。

 目の前に急におなかをすかせた
 ライオンが現れた

 大きな蜂に襲われた

こういったときは、
ほかのすべてを捨てて、
目の前の危機に対処する必要があります。

愛情を感じている暇はありません。

恐怖で上書きし、
アドレナリンを出し、
戦闘態勢を整えます。

が、ここで問題があります。

それは、

現代人の抱える恐怖は 99% が妄想

だということです。


目の前におなかをすかせた
ライオンが現れるのは
本当に恐怖を感じるべき状況です。

ですが、現代人が感じている恐怖は、
本当は恐怖を感じる
必要がないことばかりです。

「将来が心配だから保険に入らなきゃ」

「こんなこと言ったら嫌われるかも」

「こんなことしたら女らしくないかな」

「ラインが返ってこない 嫌われたのかな」

「ブログを書いて1人も
 お客様が来なかったらどうしよう」

こういった現代人の恐怖を
目の前にライオンが現れたのと
比べてみてください。


・・・・・


そう。

比べるまでもありません。

現代の恐怖は 99%が妄想です。


本当の恐怖とは

「今この瞬間に対処すべき危険な状況」

だけで感じるものです。

それ以外は妄想です。


今、目の前に危険がないのに
恐怖を感じているとしたら、
それは偽物、妄想の恐怖です。


想像してみてください。


海外に旅行に行こうとしたら、
乗っていた飛行機がジャングルに墜落して、
生存者はあなただけ。

ジャングルの中、
救援がいつ来るかわからない状況で
生き延びなければいけない。

食料もない。

水もない。

まずは水を得ようと
川の音がしないか耳をすます。

そんなとき「保険に入らなきゃ」などと
考える暇はあるでしょうか。

あるわけがないです。

私はセミナーやコンサルティングで
よくこの話をするのですが、
これを聞いた方はみんな苦笑いします。


そうです。


生きるか死ぬかの状況で
「あの人に嫌われたらどうしよう」
などと考えている余裕はありません。

そして私たちは

偽物に中毒になる

性質を持っています。

例えば食べ物を考えてみましょう。

本当に栄養が入った、
例えば生の果物を食べると、
私たちはあるところで満足します。

本当においしいリンゴは
たくさん食べたいところですが、
身体が「もう十分栄養をとった」と
満足します。


一方、お菓子はどうでしょう。

極端に言えば、
お菓子は人間の食べ物ではありません。

人工的に「味がおいしい」と
感じるように作られた
偽物の食べ物です。

こういった偽物を食べると、
私たちの感覚が麻痺し、
満足を感じられなくなります。

私たちは偽物では
満足できないために、
満足を求めて、
さらに求めるようになります。

ですが、
偽物で満たされることはありません。

その結果、
満足を求めてそれを求める
中毒症状に陥ります。


だからこそ、
お菓子はいつまでも食べ続けられます。

ポテチの袋を開けたら止まらないのも、
バス移動中にお菓子を延々と
食べ続けている人がいるのも、
永遠に満足できず、
中毒になっているからです。


私は小学校時代、
ハイ〇ュウのグレープ味の
中毒患者でした。

母親の買い物についていったら
大量にかごに入れて、
1日3スティック(合計36個)食べて
数日で消費していました。


私たちは偽物では満足できません。

その結果、満足を目指して
偽物をさらに求める中毒患者になります。


そして、これが、
食べ物だけではなく恐怖についても
起こっています。


私たちの恐怖を感じるメカニズムは
原始時代に発達し、それは過去には
必要なものでした。

現代でも、
トラックが横から突っ込んできたとか、
強盗の場面に出くわしたなどの
本当に危険な状況は0.001%くらいは
残っています。

だからこそ、
恐怖を感じる仕組みは
今でも残っています。

一方で、現代人が感じる恐怖は
99.999%は偽物です。

日々、偽物の、
妄想の恐怖にさらされ続けた結果、
私たちの恐怖を感じる機構は

「本当の恐怖を感じようと恐怖を求める」

ようになってしまったんです。

これは恐ろしいことです。

つまり、私たち現代人は

「本当の恐怖がほとんどなくなった結果
 それを感じようと妄想の恐怖を
 自ら感じようとする」

「妄想恐怖中毒患者」

だということです。


構成員の1人目である妄想の恐怖は、
偽物に中毒になる仕組みを使って
私たちを虜にし操っているんです。

私たちの意志力をボタボタと
垂れ流しにして、「しめしめ」と
笑っています。


だから、
私たちは気づく必要があります。

「妄想の恐怖を感じ、
 それに中毒になっている」

これを認めて、受け入れて、
そして徐々に手放していきます。

そのためのエクササイズは
後でまとめて出てきますので
安心してください。

構成員の1人目は「妄想の恐怖」でした。




~~~~~
犯人グループ A の構成員 2人目
~~~~~

次にいきましょう。

2人目の構成員は

 止むことのない予感

です。


言葉的にはぴんと来ないかもしれませんが、
この代表例が、LiNEやSNS、メールなどを
開くときの

「何か連絡が来てるかも!」

というワクワク感にも似た予感です。


あなたが、メールやライン、SNSを
開くときの感覚を思い出してみてください。

「新しいメール(ライン)が来てるかも」

「あの人から返信がきてるかも」

「新しい いいね 何件ついてるかな」

こういった「予感」を感じながら
開いていないでしょうか?

「赤い吹き出しの通知マーク」が
ついていたら嬉しくないでしょうか?

または、
スマホのアイコンに通知が出る設定なら、
通知マークを見るたびに、
心が「きたっ!」と騒ぎ、
何か心が「ざわっ」とする感覚が
ないでしょうか。

そして、通知の中身を見るときに

「どんな内容だろう」

「思った通りの返事かな」

などと、これまたワクワクに似た
「予感」を感じながら
開いているのではないでしょうか。

もしかすると、その感覚に慣れすぎて、
意識的には感じていないかもしれません。

ですが、私たちの意志力は、
そういった予感を感じるたびに
「ポトッ」、「ポトッ」と漏れていきます。


情報が少なかった原始時代、
何か新しい情報や、
ほかの人からのメッセージというのは
それはそれは貴重なものでした。

だから、
私たちは新しい情報を欲しています。

ふと作業が終わった瞬間、
信号で止まった瞬間、
次の電車が来るまでのちょっとした時間に
必ずスマホを取り出し
チェックしてしまうんです。

飛行機が着陸して
シートベルトサインが消えると、
皆一斉にスマホをピコピコし始めます。

電車に乗っていると、
ほとんどの人がスマホを眺めています。

その状況を客観的に見てください。

どう考えても、完全な中毒です。


止むことのない予感はその欲求をついて
私たちの意志力を奪い取り、
「ふっふっふ、もっと求めろ」
と笑っています。


耳が痛いかもしれません。

でも、それは犯人への愛着です。

深呼吸して手放していきましょう。




~~~~~
犯人グループ A の構成員 3人目
~~~~~

3人目の構成員は

 未完了のタスク

です。

これは直感的に
分かりやすいかもしれません。

私たちの脳は何か未完了なことがあると、
そこに意志力を奪われます。

手を付けたのに終わっていない仕事
返信していないメール
まだ買いに行っていない食材
掃除していない洗面所

こういったものが
たまっていけばいくほど、
私たちの意志力は奪われて行きます。


メールボックスを開くたびに、
「あっ、あのメール返信してないな」

冷蔵庫を開けるたびに
「マヨネーズが残り少ないから
 買いに行かなきゃ」

トイレに行くたびに
「トイレットペーパー残り少ないな」

洗面所に行くたびに
「ここ汚れてるな 掃除しないと」


未完了のタスクを放置していると、
こういった日常の行動の1つ1つが
意志力をボトボト垂れ流しにする
トリガーになってしまいます。

そして、
実はもっと恐ろしいことに、
未完了のタスクは

 「頭の中にあるだけ」

で意志力を消耗します。


トイレットペーパーが
少なくなっているのを見なくても、

「買いに行かなきゃと思って
 まだ買っていない」。

その状況だけで意志力を消耗します。

これは、ザイガルニック効果と
呼ばれる現象に似ています。


1つ 1つは小さなことかもしれませんが、
忙しい現代人は大量の未完了タスクを抱え、
積み重なって莫大な意志力を奪われています。


犯人グループ Aの構成員である
未完了のタスクはそんな私たちを見て
「にやにや」と笑っています。




~~~~~
犯人グループ A の構成員 4人目
~~~~~

どんどん進みます。

4人目の構成員は

多すぎる選択肢

です。

これは、最初にお届けした
AIで絶対に亡くならない唯一の仕事」
でもお話しました。


多すぎる選択肢によって、
私たちは様々なものに目移りし
決断することが難しくなっています。

その迷い自体が意志力を奪います。

さらに、決断した後も

・あっちのほうがよかったんじゃないか
 (ポトッ)

・こんな副業で稼いでいる人がいるんだ!
 (ポトッ)

・英語ってこうやって勉強した方がいいんだ!
 (ポトッ)

と、ありとあらゆる選択肢が降ってきて、
意志力を消耗していきます。

ほとんどの人は英語を学ぶ前に
やることがたくさんありますが、

「最新の英語学習メソッド!」
という文字が目に入ってくると
気になってしまいます。


さらに、最初にお届けしたレポートで、
選択肢が多いと満足できないという
お話もしました。

自分の選択に
満足できなくなるとどうなるか。


先ほど出てきましたね。


そう。


満足できないと中毒になります。


その結果、
さらに多くの選択肢を求めるようになります。

 どこかに正解があるんじゃないか、

 もっといい方法があるんじゃないか、

 実は世の中には裏技があるんじゃないか


こうやってもっともっと
選択肢を増やそうと、
中毒になって探し続け、
その過程ですべての意志力を
消耗していきます。

選択肢の悪魔は意志力も
奪っていったんです。




~~~~~
犯人グループ A の構成員 5人目
~~~~~

今回紹介する最後の構成員は
多くの人の盲点になっています。

恐怖や予感、未完了のタスク、
多すぎる選択肢が意志力を奪っている。

これらに関しては、
意志力が余った状態で熟考すれば
気づくことができるでしょう。


ですが、この最後の構成員は
多くの場合見過ごされています。

大手を振って
堂々と意志力を奪い取っています。


長くなってきたので
引っ張りませんが、
今回紹介する最後の構成員は

 体内にたまった毒物

です。

 ・食品合成添加物
 ・消臭、抗菌、制汗 製品
 ・ヒ素入りの鶏肉、抗生物質まみれの牛肉
 ・排気ガス、たばこの煙、化学物質
 ・重金属
 ・電波

あげればきりがありませんが、
私たちの身の回りには
このような毒物があふれています。


現代の都市で生活しているのなら、
こういった毒物から
完全に逃れることはできません。


意識していても 0 にするのは無理なので、
これまで意識してこなかったのであれば、
たくさんの毒物が体内に蓄積されています。

これらの毒物が、副腎さんをはじめとする
私たちの内臓を疲弊させ意志力を
奪い取っています。


ただ、毒物はたくさんありすぎますし、
減らしながらも一生、
付き合っていくものです。

そして、最初の段階で
すべてに手を付けるのは不可能です。


そこで今回、
あなたに最も対処してほしいことを
1つに絞りました。


それは

腸内にたまった便

です。


ここでお聞きしたいことがあります。

夏の炎天下、36度くらいの場所に、
誰かが食べ終わった料理の皿が
3時間放置されていたとしましょう。

あなたは、その皿をそのまま使いますか?


これと同じことが
私たちの腸内で起こっています。

身体の出口である腸には、
体内でいらなくなった細胞のカスや、
消化が終わった食べ物、
身体の外へ出すべき毒物が運ばれてきます。

36度以上もある腸内で、そんなカスや毒物が
停滞していたらどうなるでしょうか。


現代人は体内にたまった毒物の影響や、
便秘について軽く考えすぎです。


上に書いたことを素直に受け取れば、
「3日に一回しか便通がありません」
などという状況は恐ろしくて
すぐに解消したくなるでしょう。

腸内に停滞しているこの毒素は、
体内に逆流し、内臓に悪影響を与えます。

私たちの意志力を奪うだけでなく、
疲労、老化、やる気の欠如、鬱など、
様々な症状を引き起こします。

なので、「最低でも 1日に 1回」は
排便して腸内をクリーンにする
必要があります。




~~~~~
完璧主義をやめる
~~~~~

ここまで、
犯人グループ Aの5人の構成員を
見てきてどうでしたでしょうか。

意志力が少ない状態で読むのは
非常につらかったというか、

何度か読むのをやめようと思った
タイミングがあったのでは
ないでしょうか。


私としても、
いきなり5人も公開するのは迷いましたが、
あなたを信じて、取り組みやすい5人を
紹介しました。

もし、最初に目次を見て、
「アクションプランだけ見たい」
とここまで飛ばしたあなたも、
それで大丈夫です。

ここからのアクションプランを実行して、
まずは意志力を確保してください。

そのあとで、あらためて
5人の構成員について読んでみてください。

意志力がないことで
最初はスルーしていた新しい気づきが
得られるはずです。


では、具体的なアクションプランに移ります。


何度も言いますが、
完璧主義は必要ありません。

意志力が少ない状態で完璧を求めるのは、
それによってあきらめさせようとする
犯人グループのトリックの 1つです。

今、読んで理解できるところ
今、アクションを起こせるところ

から実行して、
徐々に意志力を取り戻していってください。




~~~~~
アクションプラン 1
~~~~~

最初のアクションプランは

お化けを見る

エクササイズです。

子どものころ、押し入れとかトイレに
お化けがいるかもしれないと
怖がっていたことはありますか。

あれは「確かめないから怖い」わけです。

しっかりと電気をつけて
「お化けはいない」ことを確認したら
その時点で怖くなくなります。


妄想の恐怖もこの
「押し入れのお化け」と同じです。


私たちが妄想の恐怖を感じるのは、
それについてしっかりと
考え切っていないからです。

だから、何となく恐怖を感じたまま、
放置してしまいます。

妄想の恐怖は文字通り妄想ですから、
実はよくよく考えると
大したことがありません。

今感じている妄想の恐怖を、
紙に書きだしてみて

「実際にこれが起こったら
 私はどうなるのか」

と考えてみます。

ほとんどの場合大したことはないし、
実は過去に同じようなことは
実際に起こっていることに気づきます。

これまでの人生で
人に嫌われたことがない人などいません。

仕事で
ミスをしたことがない人もいません。

悪いことをして
怒られたことがない人などいません。


妄想の恐怖を感じていることは、
これまでの人生ですでに経験したことです。

そして、それでも私たちは生きています。

実際に起こったところで、
人生に大した影響はありません。

結構売れた本のタイトルにもありますが、
「死ぬこと以外かすり傷」です。


そして、
このエクササイズのいいところは、
紙に書いている途中で
自然にアイディアがでてくることです。

「嫌われたくない」ばかりに目が行って、
「喜んでもらおう、提供しよう」
という視点がないことに気づいたりします。

そうすると、
喜んでもらうためのアイディアを
自然と考え始めます。

妄想の恐怖から、
現実の価値構築にシフトできます。




さて。

この「お化けを見る」エクササイズの
最大のブロックは、
これまで何度も出てきたあれです。


そう。


 犯人への愛着


です。

私たちは妄想の恐怖と
これまで長く付き合ってきました。

そして、それに中毒になっています。

それを今、紙に書きだし、
手放そうとしています。

いくら意識的には恐怖を
手放したいと思っていても、
無意識は愛着を持っています。


やらない言い訳を始めたくなるでしょう。

「やっても無駄」だと
いいたくなるでしょう。

「前やったけど効果がなかった」と
正当化しようとするでしょう。


だからこそ前回、
愛着を手放すエクササイズをご紹介しました。

ここが犯人と縁を切れるかどうかの
分かれ道です。

あなたの協力が必要です。




~~~~~
アクションプラン 2
~~~~~

2つ目のアクションプランは

完全オフラインの時間を確保する

です。

私たちはスマホやPCで
常にインターネットと繋がっています。

いつでも通知が来る状態です。

「いつでも通知が来る状態にいること」が
止まらない予感を生み出しています。

なので、まずは 1分でもいいです。

インターネットにつながる
すべての機器の電源を切るか
機内モードにしてください。

そして、テレビを消して、
インターホンのスイッチを切ってください。

とにかく、
あなたの人生に静寂を取り戻してください。

何も持たずに海辺に行くのもいいでしょう。


現代に生きる私たちの人生には
静寂がありません。

寝ているときすら通知が来ていて、
ランプが点滅する中で寝ている人すらいます。

それは、睡眠のクオリティを劇的に下げます。


とにかく静寂を取り戻してください。




少し考えてみてほしいのですが、

 今この瞬間、完全オフラインになったら
 何をしますか?

どうでしょう。

セミナーでこの話をすると、人によっては

「あれ・・・? やることが・・・ない?」

と「ゾワッ」とするといいます。


テレビもスマホもPCも触らない。

すると途端に

 ★人生には無限の時間がある★

ように感じてきます。


ある人は私に

「1日オフラインの日を作ってみました。
 1日ってこんなに時間があって、
 こんなにもいろんなことができるんですね。
 びっくりしました。」

と苦笑いしながら報告してくれました。

それくらい私たちは
インターネットに毒されています。


静寂を取り戻してください。


恐怖が減っていくのが分かるでしょう。

妄想の恐怖の出どころは、
ほとんどすべてテレビや
インターネットを見ていて入ってくる

 「他人によく思われたい」

という執着だからです。


なぜか出費も減ります。

私たちがいかに、

「他人に見栄を張るために出費しているか」

に気づき始めるからです。

余計な選択肢を見る回数も減ります。


静寂を取り戻してください。


完全オフラインの時間を確保するのは
構成員 1 ~ 4 を一網打尽にできる
最強の習慣の 1つです。


このエクササイズの最大のブロックも
犯人への愛着です。

完全オフラインになると
本当に刺激がなくなります。

刺激に中毒になっている私たちは、
実は心の奥底で
「刺激がないなんてヤダ!」
と思っています。

その気持ちが、
「完全オフラインになっても意味ないでしょ」
という言い訳につながり結局やりません。


なので、しつこいですが、
ここが犯人と縁を切れるかどうかの
分かれ道です。

あなたの協力が必要です。




~~~~~
アクションプラン 3
~~~~~

3つ目のアクションプランは

頭の中で考えていることの外部化

です。

私たちは頭の中で
常にたくさんのことを考えています。

未完了のタスクがその代表例ですが、
それ以外にも今抱えている悩みや、
今後の方向性について常に考えています。


頭の中にたくさんの思考がありすぎて、
本当に大事なことを考える
思考の余力がありません。


そこで、頭の中で考えていることを

すべて 紙に書きだします

アクションプラン 2と合わせて
完全オフラインの時に
やるのがいいでしょう。


うまく書こうとか、
これは書かなくていいかとか考えず、
とにかく頭に浮かんだことを
すべて書き出します。

 今晩何食べようかな
 あ、鳥の声が聞こえた
 こんなエクササイズ効果あるのかなー

こんな些細なことも
頭に浮かんだことはすべて書きます。


そして、書き出したことを
「自分が直接コントロールできることなのか」
という観点で仕分けします。


自分が直接コントロールできるのは、
自分が取れる行動「のみ」です

それ以外はすべて、直接ではなく、
間接的に影響を与えるものです。

なので、紙に書きだしたことを
直接コントロールできるものと
できないものに仕分けします。


このエクササイズをはじめてやると、
ほとんどがコントロールできない
ことでしょう。

でもそれでいいんです。

直接コントロールできることを
やっていけば、人生は前に進み、
直接コントロールできないことすら
実は自分が影響を与えていることがわかります。


直接コントロールできる行動に関しては、
優先順位を付けて上から順に実行する。

さらに、行動できるとしても
30日以内にやらないことは

「今はやらない。30日後にもう一度考える」

と決めてシャッと取り消し線を
引いておきます。

そして、
直接コントロールできないことに関しては

「これについては考えない」

と唱えてからシャッと取り消し線を
引いていきましょう。

この作業は大切です。

意識的に「これについては考えない」
と宣言することで
頭の中から追い出すことができます。

紙に書いて仕分けして、
優先順位をつけて、
30日以内にやらないこと、
直接コントロールできないことは消していく。

人は、
「やらなきゃなー」と思っていることでも、
紙に書いて「これは後で考える」とか、
「30日後にもう一度考える」と決めることで、
それを脳から追い出すことができます。


これをやればやるほど、脳内が整理され、
シンプルになっていきます。

・頭の中に浮かんでくることを
 すべて紙に書きだす(できれば1時間)

・直接コントロールできることと
 できないことに分ける

・直接コントロールできる行動に
 優先順位を付ける

・30日以上先のことは
 「30日後に考える」と頭から追い出す

・直接コントロールできない行動も消す

・優先順位の 1番から実行していく

シンプルかつ強力なエクササイズです。




残り2つのアクションプランは、
多くの人が甘く見ている
構成員5(体内にたまった毒物)を
ターゲットにしています。

デトックスに関しては、
ハーブを使うとか、
5日間の断食をするとか、
いろいろな方法があります。

ただ、いきなり最初からそれをやるのは
ハードルが高いですし、
ハーブは怖いという人もまだまだ多いです。

なので、今回は簡単に取り入れやすくて、
効果も抜群な2つのアクションプランに
絞りました。




~~~~~
アクションプラン 4
~~~~~

4つ目のアクションプランは

トランポリンで跳ねる

です。


「トランポリン?」となったかもしれませんが、
ぴょんぴょん跳ねるあのトランポリンです。

私たちの体内には、血管ともう一つ
張り巡らされているものがあります。


そう。

リンパ

です。


リンパは、体内の毒物を
回収・運搬して排出する
役目を担っています。

そして、このリンパの流れを
スムーズにする最強のエクササイズが、
トランポリンなんです。


トランポリンの話をすると
「そんなことが家でできるのか」と
びっくりされる方も多いですが、
普通にできます。


家庭用トランポリンというのが売っていて、
アマゾンや楽天で数千円で変えます。

マンションで音が気になるなら
下に敷くマットも買えば問題ありません。

トランポリンといっても、
天井に届くほど跳ねるわけではなく
楽しくぴょんぴょんするくらいです。

屋内でできるので天候にも
左右されません。

トランポリンで跳ねると
体内がシェイクされ、リンパが流れます。

数分跳ねるだけで気分がすっきりします。

これはすごく体感しやすいです。

リンパが流れ、毒物が運搬されていくことで
あなた本来の状態に少し近づき、
気分が変わります。

全身運動なので便秘の解消にもなります。


話のネタにもなります。

「運動って何かやってる?」と聞かれたときに
「トランポリンで跳ねてる」と答えたら、
その瞬間あなたは「興味深い人」に
格上げされるでしょう。


というわけで、今すぐトランポリンを
注文してほしいのですが、
いくつか注意点があります。


まず、
「バネがゴム製の製品」を買いましょう。

私が最初に買った製品は
金属製のバネが使われていたのですが、
飛ぶたびに「ガシャン!、ガシャン!」と
すごい騒音でした。

バネがゴム製のものなら
その心配はありません。


次に、「最初は短く」始めましょう。

楽しいのでいつまでも
跳ねていられるのですが、
思っている以上に筋肉を使っています。

急に10分とか飛ぶと、
おそらくすごい筋肉痛になります。

徐々にならしていきましょう。


最後に、
「女性は胸をサポート」してください。

上下に揺れますので、
スポーツブラなどで、
しっかりと胸を固定して飛んでください。

胸を支える部位は、
一度伸びてしまうと戻りませんので、
要注意ポイントです。

持っていない場合は、
トランポリンと一緒に
注文してしまいましょう。




~~~~~
アクションプラン 5
~~~~~

最後のアクションプランは

朝、サイリウムを飲む

です。

ちなみにライブで振るチカチカした棒も
サイリウムというらしいですが、
それではありません。

食品のサイリウム(オオバコ)です。


腸内デトックスに関しては、
たくさん話したいことがありますが、
ハーブを使ったりするので現段階では
敷居が高いと思います。

なので、まずは食品である
サイリウムから始めましょう。

サイリウムは「最強の食物繊維」と呼ばれ、
腸内の毒素を根こそぎ剥ぎ取り排出します。

腸内の掃除屋さんです。

腸内にとどまって逆流しようとしている
毒たちを根こそぎ排除してくれる
力強い存在です。

この、サイリウムも
かなりの効果を実感できるでしょう。

特に、便秘の人からは、
感動の報告をよくいただきます。




この、最強の食物繊維を、
朝、小さじ2杯程度、
水300ml以上に混ぜて飲みます。

500gで2,3千円くらいで売っています。

私はiherbで購入しています。

温かいお湯に入れるとだまになるので
最初は飲むのに
苦戦するかもしれませんが、
慣れれば簡単です。

もしくは、できる人は、
口の中に水を含んだ状態で上を向いて
サイリウムを放り込んで
そのまま飲み込むと楽です。

これは、サプリなどで「何かを飲み込む」のに
慣れていないときついですが、
できるならこれが一番楽です。

私はこの方法で飲んでいます。

朝、30秒かかりません。

ただ、飲み込むのが下手だと
のどに詰まる可能性があるので、
ご注意ください。


そして、排せつを促すために1日を通して、
水分を普段より多めにとってください。

休みの日に始めて
様子を見るのがいいでしょう。


そして、まずは
1週間程度続けてください。


実は、多くのダイエット食品には
サイリウムが入っています。

余計なものが入っている
ダイエット食品ではなく、

サイリウムを直接摂取した方が
安上がりですし、効果も高まります。


これも注意点があります。

まず、医者に行っているほどの
極度の便秘の人は
医者に相談してからにしましょう。

「便秘なのよねー」と、
友人に言えるくらいなら問題ありません。


次に、サプリや薬は
サイリウムを飲んでから最低 1時間以上、
時間を空けて飲んでください。

サイリウムは最強すぎて
あらゆるものを吸着していきます。

サプリや薬を一緒に飲むと、
それもすべて吸着するので
サプリや薬の効果がなくなってしまいます。


なので、サイリウムを飲んで、
その30分後にコップ1杯の水を飲んで、
その30分後以降にサプリや薬を
飲むなら飲んでください。


腸内の余分な油分も持っていくので、
人によっては肌が乾燥したりします。

そういう意味でも休日か、
休日の前日に始めるのがいいでしょう。


最初に1週間続けて
ある程度腸内が掃除できたと思ったら、
あとは暴飲暴食して気になるときとか、
週に1回程度取り入れれば十分です。

あまり飲み続けるのは、
それはそれでよくないので、
ある程度実感できたら
毎日飲むのはストップしましょう。


さらに先へ進みたい方は
「センナ ( senna )」というハーブを
お勧めします。

センナは腸内を洗浄するものではなく、
「腸の働きを正常にする」ハーブです。

そのため、「センナ」を飲むと
かなりの確率で腹痛になります。

しかも、「けっこう痛い」です。

そして、我慢が効かなくなるので、
特に初めて試す際は、
外出する日は避けた方が良いです。

便意を感じてから 30秒もちません。

ほんとに「うっ」となってから
30秒もちません。

大げさに言っていないので
注意してください


という注意を読んでも
センナも取り入れようという猛者のあなたは、
まずは 7日間センナだけ飲んでください。

そして、毎日便通があるようになったら、
サイリウムを取り入れます。

・まずは 7日間程度、センナを飲む
・次の 1週間でサイリウムだけ飲む

この順番でやると、より完璧です。

「2週間も取れないから、
 サイリウムとセンナを同時に試したい」

という場合は、
同時に取り入れても大丈夫です。

すでに毎日、
規則的な便通がある場合も
同時に取り入れていいでしょう。

同時に飲む場合は
センナもほかのサプリと同じく、
サイリウムを飲んでから
1時間は開けてください。

センナとほかのサプリは
同時に飲んで問題ありません。

■追伸:
あなたより先に超越プロセスを
通っていった先輩たちに
犯人グループ Aに関して公開したとき、
多数の反響が寄せられました。

その中でもサイリウムに関しては、
どうすればいいかという質問が
多かったです。

まず、毎日最低 1回でも便通があるなら、
サイリウムは後回しにするのもありです。

本当は、1週間飲んで
綺麗にするのがいいですが、
意志力の確保が先決です。

小さじ2杯が大変であれば、
ほんの少しから始めてもいいでしょう。

ドロドロした液体を飲み残して、
捨てるのが大変で嫌になると
それだけでやる気がなくなります。

できるところから、
完璧主義に陥らず、
取り入れていってください。




~~~~~
未来の自分を支援する
~~~~~

ということで、
5つのアクションプランについて
お話してきました。

いかがだったでしょうか。

見たことがある、聞いたことがある
エクササイズもあったかもしれません。

でも「やっていない」のが
正直なところだと思います。


それは忙しかったから
なのかもしれません。

効果を感じられなかったから
かもしれません。

意志力が回復する前に
犯人グループのトリックに
かかったのかもしれません。


何れにせよ、あなたは今回、
犯人グループへの愛着をいったん手放し、
耳が痛い話をここまで読み終えました。

その、あなたの意志力のポテンシャルを信じて、
1つでもいいからエクササイズを
始めてみてください。

全部できないとだらしないとか、
そうやって自分を責める必要はありません。

それすらも犯人グループの仕業です。


私たちは今回、犯人グループの手口と、
彼らの魔の手から逃れる方法を知りました。

今、犯人たちは追い詰められています。

「窮鼠猫を噛む」状態です。
(追い詰められたネズミは猫に反抗する)

だから、エクササイズをやろうとした瞬間や
やりはじめてから数日たった時、
必ずやめさせようと抵抗してくるでしょう。


なので、これまでに紹介した愛着を
手放すエクササイズを少し変更して、
未来のあなたを助けてあげてください。





—————————-
未来のあなたを助けるエクササイズ
—————————-

・深呼吸して意識的にリラックスする

・エクササイズを始めようとしたときの
 自分を想像する

・「意味がない」とか、「やり方が分からない」
  という犯人の抵抗を感じる
 (それを感じている未来の自分のなりきる)

・深呼吸して意識的にリラックスして
 その抵抗を受け入れる
 (それをしている未来の自分のなりきる)

・「完璧じゃなくてもいいからまず始める!」
 とエクササイズを始める
 (それをしている未来の自分のなりきる)

・3日間続けた後の自分に関しても
 同じことをする

あなたの飛躍はここから始まります。

あなたの可能性、ポテンシャルを
解き放ってください。

本当のあなたの力に気づいてください。


今回紹介したエクササイズは、
すべて実績のある手法です。

信頼できるガイドラインです。

安心して進めていってください。




あなたがエクササイズを続け、
新しいレベルの意志力と健康を手に入れると、

「今までなんてエネルギーが低い状態で
 仕事していたんだろう」

と気づきます。

当たり前のレベルが変わります。

そのとき、
あなたはもう元の自分には戻れません。

元の自分だった時の記憶すら
薄れていきます。

それくらい、超越、ネクストレベルは
強力です。


スマホが登場し、
長文を読めなくなった人が増えた時代、
ここまで読み進めていただいたあなたは、
必ず飛躍できます。

パワーを全開にしたあなたからの
メッセージを楽しみにしています。




これまでの内容についての
ご質問や、感想、決意表明なども
お待ちしていますので、
気兼ねなくご連絡ください。


それでは、次回の配信をお楽しみに!




正しい方法で、正しく取り組んでいけば、
必ず今のレベルを超越し、
ネクストレベルに進化できます。

赤塚


—————————-
超越の全体像
—————————-

〇超越への助走
ステップ1:全体像を知る
・ボトルネック以外の改善は資源の無駄
・現代人の最初のボトルネックは同じ

ステップ2:制約理論と超越ストーリー
・日産を優勝に導いた制約理論
・3つの科学的思考プロセス
・ボトルネックとそれを生み出す犯人

ステップ3:愛着を手放す準備をする
・過度の愛着から犯人をかばってしまう
・深呼吸してここの内容を思い出す

〇ボトルネック
ステップ1:ボトルネックを特定する
・シンプルにコントロールできることだけに着目
・意志力の枯渇がボトルネック
⇒ 意志力がキーパーソン
・意志力を奪う複数の犯人グループ
・意志力の源泉は 1つで使うと消耗する

ステップ2:ボトルネックをサポートする
・犯人グループ A の特徴は刺激
・人間は偽物に満足できず中毒になる
・グループ A の 5人の構成員
・5つのアクションプラン
△ いまここ(Vol.08 終了)

ステップ3:ボトルネックを強化する

ボトルネックが移動したらステップ 1 に戻る